2008年1月5日土曜日

宮崎の方言ご紹介します

宮崎の方言と言えば、街中ではあまり聞かれなくなりましたが、ちょっと田舎の方にいくと、まだまだ残っているお国言葉。
それも、鹿児島寄りと大分寄りではかなり違う。
宮崎県人にしか理解できないであろうこの方言の面白さと言ったら!(中には、宮崎在住の者にも通訳がほしい時もあります)

まず流行語になってしまった「どげんかせんといかん」。
これが、「どうにかしなくては」から「どうするんだ!」に変わると、宮崎弁では「どんげすっとや!」とか「どげんすっとね!」になります。

方言で困ったことあった?と中学のころ宮崎に転校して来た友人に、聞いたことがあるんですが、「そげんとこ、さるきよると、やけらるっじ!」という言葉を掛けられたけど、るーるーるーと言ってるみたいで、何のことか解読不能でさっぱり分からなかったのが、一番思い出に残っていると聞いてわらっちゃいました。どういう意味かわかりますか?

「そんな所を歩いていると叱られるよ!」と注意してくれたのに、分からなかったので、へへへ・・(^_^;と笑ってごまかして、そのまま歩いていってしまったのだそうです。

そういえばその中学では、朝礼の時に校長先生がよく「のさん・よだきい・ひんだれた、と日向時間は宮崎人の悪い癖だ。なるべく言わないように生活態度をビシッとして」と言っていたけど、あれも友人は『意味不明だぁーまるで宇宙語だぁ』と思っていたかも・・・。
直訳すると「いやだぁー、めんどうだぁー、疲れたぁー、と時間にルーズでいつも遅れる」という実に反ポジティブなのんびりした宮崎人の県民性を改めなさいと言うことなんですが、分かりました?解らないだろうなぁ。

ほかにも
「だからさあ → じゃかいよ」    
「そうでしょー → じゃあわぁー・じゃろが」   
「そうそう → じゃーじゃー・じゃがじゃが」    
「ほんと → まこち」 
「怖かった → おじかった」  
「そうじゃないよ → じゃろかぁ」  
「いいんじゃない? → いっこっせん?」
「とっても → てげ」 なんと、韓国語にも「되게(テゲ)」という、読みも意味も同じ言葉があるそうで、ちょっとびっくり。
「ほどほどで良いんだよ → てげてげでいっちゃじ」 この場合の「てげ」は使い方が逆なんですが、まあ微妙なニュアンスで宮崎弁では通じているようです。  
「大変らしいよ → てげなげなよ」 などなど。

宮崎の方言って、荒々しいところがなくて、なんだかまったり、ほんわかした調子で語られるので、河内弁とは対照的で喧嘩してても何だか迫力無いというか、やっぱり南国のあったかい所に住んでるせいかなあ。
なんせ雪が積もったところなんて、ほとんど見たことないですもん。人間もほっこりしてくるってもんですよ(笑)

人が好いのが宮崎の県民性といわれているので、老後をのーんびり過ごしたい方は、宮崎にどうぞ!お勧めスポットですよ。

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