2008年1月11日金曜日

宮崎の名勝 高千穂峡と夜神楽

宮崎空港に到着すると、時間が合えば鳩時計ならぬ、神楽時計が見られます。

定時になると、時計の下段から、高千穂の神楽の人形が現れて音楽に合わせて神楽の舞を舞ってくれるのが、いかにも宮崎という感じで人気になっているんですよ。

その夜神楽で有名な高千穂は、日本書紀や古事記に代表される神話の息遣いが今も感じられる神々の里です。
宮崎に行くなら一度は行ってみたいと言う人が多い人気の観光スポットといえば、やはりこの神話の里で有名な高千穂峡ではないでしょうか。

そそり立つ断崖から流れ落ちる、高千穂峡の水面へ舞い落ちるような神秘的で優美な真名井の滝を見上げながら五ヶ瀬川をボートで漕いでいくと、まさに神話と伝説が身近に感じられて、空気までが清冽で荘厳な気持ちにさせられます。
神話の世界に迷い込んだみたいで、神々がすぐそこに現れそうな気がしますよ。

五ヶ瀬川沿いにある遊歩道をゆっくり歩いていくと、天照大御神が隠れた天の岩戸にたどりつきます。

「高千穂の夜神楽」として国の重要無形民俗文化財に指定されている高千穂に伝承される夜神楽は、天岩戸に引きこもった天照大御神( アマテラスオオミカミ )を引っ張り出そうと、岩戸の前で、天宇受売命( アメノウズメノミコト )が陽気な踊りを舞ったのが始まりと伝えられるものです。

高千穂地方に古くから伝承され、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し、11月の末から2月上旬にかけて三十三番があちこちの神楽宿で奉納されます。
夜神楽三十三番は各地区ごとに普通の民家でとり行われ、ここを神楽宿と呼び、毎年変わっていきます。
夜を徹して舞われる幽玄な雰囲気の高千穂の夜神楽、一度は見てみたいですね。
でもご安心ください。神楽の時期以外でも高千穂神社では年中無休で毎日午後8:00~9:00まで観光神楽を奉納しています。

高千穂には電動レンタサイクルもあるので、大自然の中をサイクリングしたら夜は宿で温泉に入って美味しい高千穂の郷土料理を食べ、竹筒の中に入ったかっぽ酒でほっこりなんて、最高ですよ。

宮崎では高千穂の夜神楽や椎葉、銀鏡の神楽が知られていますが、3月には宮崎市内の沢山の神社でも多くの神楽が舞われるんですよ。

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